西九州させぼ広域都市圏

西九州させぼ広域都市圏 よか暮らし - YOKA Kurashi

MENU

[移住者インタビュー]川棚時間

長崎県のまんなかで暮らし、商い、まちづくり川棚町

川棚町
一般社団法人さかのまち企画 代表理事        地域コーディネーター
大山 直昭さん
profile
佐々町出身。東京から川棚町へJターン
20歳まで長崎県で過ごしたのち、大阪と東京で10年間の会社員経験を積んできた大山直昭さん。デザインやシステム開発のスキルを活かし、川棚町の地域おこし協力隊として着任。ふるさと納税や移住促進事業に関わり、現在は川棚町の栄町商店街の一角に、コワーキングスペース兼移住・創業相談窓口「ONE SPACE(ワンスペース)」を開設しました。

実家の両親のために長崎へ

東京で働いていたころ、親の近くで子育てをしたいと考え、ゆくゆくは地元長崎県での就職を検討していたという大山さん。

前職のデザインやシステム開発の仕事がリモートでできるようになり、移住を本格的に考えるようになりました。

そこで選んだ仕事は、スキルを存分に活かせる地域おこし協力隊でした。募集があった川棚町へ応募し、着任が決定。主にふるさと納税の推進と移住促進に関わってきました。

2年間でふるさと納税の寄付額を、6000万から1億4000万円まで伸ばすことに成功。また、商店街の「100縁商店街」というイベントにも関わり、コーヒーの出店などを通じて地域との繋がりを作ってきました。

任期を終えた現在は、川棚町から委託を受けて、移住相談と創業支援の窓口を運営しています。東京から移住してきた方のコーヒースタンド開業支援など、具体的な成果も出てきています。

長崎県のまんなかにあるフレンドリーなまち

長崎県のまんなかにあるフレンドリーなまち
長崎県のほぼ中央に位置し、北は波佐見町、西は佐世保市、東は東彼杵町と佐賀県嬉野市に隣接し、南は大村湾に面している川棚町。

その歴史を遡ると、太平洋戦争時には海軍工廠(こうしょう)が建設され、働き手となる多くの移住者を受け入れてきたといいます。

そのため、「来る者拒まず去る者追わず」という気質が備わっているのだとか。

また、おすそわけ文化といったフレンドリーな町民性も。

病院や学校、スーパーなどのインフラも整っており、東京時代と比べても暮らしやすいまちだと大山さんは話します。

しかし、暮らしやすい一方で、地方が抱える人口減少などの課題があることも事実。

まちの取り組みのひとつ、商店街の活性化を図るイベントなどの新しい試みには、世代を問わず多くの人が協力してくれました。

「やりたいことを応援してくれる、とてもあたたかいまちです」。

気軽に、一緒にまちづくり

気軽に、一緒にまちづくり
現在、大山さんが取り組んでいるのが、移住や創業相談窓口に加え、SNSやホームページを活用しての魅力発信、そして「暮らしのヒトタナ市」です。小さな棚を使って、誰でも気軽に商いを体験してもらう斬新なアイデア。

「“フレンドリーな商人のまち”川棚町ならではの取り組みです。昔ながらの商店街と、人と人のつながり、そして助け合い文化があるからこそ、良いチャレンジの場になるのではないかと思います。人口は減少傾向にありますが、まちづくりに関わる関係人口を増やすことがまず大事だと考えています」。

さらに、「川棚ファンクラブ」を立ち上げ、LINEを通じて移住や創業支援、イベントなどの情報を発信しています。

「実際に来てみることでその良さが分かります。ぜひ一度、川棚町に足を運んでみてください」。